建設業界の職務経歴書はどう書く? 転職成功に導く書き方とは…
求職者にとって、職務経歴書は重要書類のひとつ。自分がどのような仕事をしてきたか、どのようなキャリアを積んできたか、どのようなプロジェクトに携わってきたかを分かりやすく伝えるツールです。なかでも建築業界に入りたい方は、どのような職務経歴書を書くとよいのか見ていきましょう。
職務経歴書の基本的な書き方とは?
建設業界の職務経歴書はどう書く?
では、建築業界で転職を目指す方は、職務経歴書の基本的な書き方に加えてどんな点を意識すればよいのでしょうか?まずは資格やスキル、専門性をしっかりアピールしましょう。建築業界には、建築士、建築・土木施工管理技士、宅地建物取引士、電気工事士など専門的な資格がありますが、所有資格を羅列するだけでは職務経歴書の意味がありません。その資格を用いてどのような仕事をしてきたかをわかりやすく書く必要があります。
仮に経験の分野であっても、それを補う熱意があれば採用される可能性もあるので、しっかりアピールすることが大切です。建築業界における職務経歴書の書き方というと、とかく「経験してきたこと」や取得した資格のみに注意が向きがちになりますが、自分のキャリアビジョンを明確にし、意欲を見せることが大切です。
職務経歴書でありがちな失敗とは?
職務経歴書を一生懸命書いても、それが相手に伝わらなければ意味がありません。ありがちな失敗としては、会社の募集要項と職務経歴が合わないケースです。建築士を求める会社に、電気工事士の資格をアピールしてもうまくいきませんよね。そのような場合、建築士の資格を持っていなくても、これから経験を積んで取得したいという思いを伝えるとよいでしょう。
また、抽象的な内容もインパクトを与えられません。例えば「いつでも前向き」、「やる気がある」、「つらいことがあっても大丈夫」といったアピールでは、内容があってないようなもの。それよりも、建築現場で経験した出来事や、資格を取得するために払った努力などをアピールしたほうが具体的でよりインパクトのある職務経歴書に仕上がります。
質の高い職務経歴書で転職を成功に導く!
職務経歴書は自分をアピールする最初のステップです。そのため、「いかに時間をかけて質の高い職務経歴書を準備するか」が、転職を成功させるカギであるといっても過言ではありません。職歴を振り返り、気持ちを込めて丁寧に職務経歴書を仕上げたら、きっと採用担当者の目に留まることでしょう。たかが職務経歴書と思わず、読みやすく内容の濃いものに仕上げたいものです。